さとおやのこころ

2匹の猫との生活を写真と文章で綴るブログ

拝啓 お母さん

 

私がリビングのソファーでうたた寝していると、先にベッドで寝ていたエレンが迎えに来ることがあります。

 

f:id:eremimama:20130717193546j:plain

 

 

 

エレンの声は小さくてか細いのですが、第一声で必ず目が覚めます。

 

この日エレンは遊んでいて夕飯をきちんと食べていなかったので、お腹が空いているだろうと思い、ウェットフードをあげました。

 

 

夢中で食べているエレンの背中を撫でながら「いいこね」と声をかけると、エレンは食べながら両前足でふみふみを始めました。

 

 

ふみふみは本来、猫がお母さんのおっぱいを飲んでいる際、授乳を催促するためにする行動です。

授乳期でない猫がふみふみを行うのは、他でもない甘えている時。

離乳ができないうちに母猫から引き離され、母猫の愛情を感じられなかった猫がしばしば行うとされます。

 

 

 

生後約1カ月ほどで捨て猫として発見されたエレン。

お母さんに甘えていた頃の記憶が、まだ残っているのでしょうか。

f:id:eremimama:20130711225050j:plain

 

 エレンはよくふみふみする子で、眠い時に撫でられると一生懸命手を動かします。

そんなエレンを可愛く思う反面、いたたまれなくなる自分がいます。

 

本当はもっともっと母猫に甘えていたかっただろうに。

 

 

 

エレンたちが捨てられた経緯は知る由もありません。 

 

私にできることは、母猫に代わってエレンとミカサを育て、彼らが幸せに暮らせるよう努めることだけです。

生きているのかも分からない、彼らがもう会うことも叶わない母猫に、「何も心配いらないよ」と伝えることができたらどんなに良いか。

 

  

f:id:eremimama:20130701201221j:plain

 

 はいけい おかあさん

 

おかあさん お元気ですか

ぼくもミカサも元気です

だから心配しないでね

 

 

 

↓ぽちっとクリック